過去の防災コンサルティング活動
防災コンサルティング活動

■栃木県那須町で住民が主体的に活動する「防災ワークショップ」を支援いたしました。
 当協議会では、自助・共助の取組支援を目的として、栃木県那須町を舞台として、住民が主体となって進める防災学習・訓練のお手伝いをしております。 本取組は、公益社団法人全国防災協会が主催され、当協議会も共催という立場で、2012年~2013年度にかけて継続的に参加しております。 取組の概要は以下のとおりです。
取組の概要
防災シンポジウムの開催・運営のご支援
■各シンポジウムで、講師の先生をお招きし、自然災害の驚異や備えの重要性等についてご講演を頂きました。
■2012年のシンポジウムでは、基調講演に加えて、参加者によるパネルディスカッションを行いました。

・2012年8月:「今、那須水害を振り返り、これからの巨大自然災害を考える」と題した防災シンポジウムを開催しました。
・2013年7月:「那須町の防災危機管理を考える」と題した防災シンポジウムを開催しました。

住民意向の把握・整理のご支援
■防災シンポジウムや地域イベント(よささウォーク)に参加された町民の方に協力を頂き、防災意識に関する意識調査を行いました。
・火山防災への意識が高い一定程度地域であることや、住民が地域防災の一翼として参加意識の高い地域であることがわかりました。
住民参加型の防災教育・防災訓練運営のご支援
■2013年11月~2014年5月まで、地元自治会が参画し、火山災害に自ら備えるための防災学習・防災訓練の運営支援を行いました。
第1回:火山防災セミナー

・宇都宮大学の中村洋一先生をお迎えし、那須岳の火山災害について初心者にもわかりやすい講演を行いました。

第2回:火山災害図上訓練(DIG訓練)

・住民と行政職員が参加し、那須岳の火山ハザードマップ等に基づいて、火山災害時の様相やそれに対する避難方法についてイメージする災害図上訓練を行いました。

第3回:避難所運営訓練(HUG訓練)

・住民と行政職員が参加し、災害時の避難所の開設方法や備蓄物資の取り扱い等についてイメージする避難所運営訓練を行いました。

第4回:オリエンテーション

・防災訓練の集大成となる「状況予測型図上防災訓練」の向けて、当日の流れや火山警報等についての理解を深めました。

第5回:状況予測型図上訓練の実施

・火山防災ワークショップの集大成として、次々に与えられる火山災害のシナリオを参加者が状況を予測しながら対応する「状況予測型図上訓練」を行いました。

※上記の活動について、2014年4月の日本惑星科学連合で発表を行いました。その資料はこちらです。
■愛知県碧南市で、企業集積地区のための地域連携「事業継続(BCP)」セミナーを行いました。(主催:碧南市・碧南商工会議所)
  当協議会では、東日本大震災の2年前(2009年)から、愛知県碧南市でセミナーを行い、衣浦港臨海部を中心とした、地域内の企業連携による事業継続活動(DCM活動)の必要性をお伝えしてきました。
 2014年7月29日(火)には、5回目となるセミナーを、碧南市及び碧南商工会議所の主催で行い、今後DCM活動を展開する地区の立ち上げに向けたお話をさせていただきました。
 セミナーでは、「動画を用いた衣浦臨海部のエリアレポート」や「ご参加者様へのアンケートの即日集計」などを行い、現地情報と、皆様の意向を吸い上げる形で、充実した時間となりました。
 今回のセミナーは、単なる啓発セミナーではなく、DCM活動を展開していくためのキックオフ的な活動となっており、今後も継続した取り組みを続けてまいります。
参考資料
 2014/7/31付「日刊建設工業新聞」、2014/8/1付「日刊建設通信新聞」